生肉として食べることによって優れた栄養価のまま摂取することが出来る馬肉

古代の日本人は他の国と同じように肉を食べる文化がありましたが、宗教上の理由などで近代化するまでかなりの期間日本では日常的に肉を食べることが ありませんでした。
そのせいで肉を使った調理法では他国に料理に比べて日本料理は劣っているとも言われてきましたが、最近では様々な調理法で肉が食べられるようになって います。

肉の食べ方というと焼いたり煮込んだりと一般的には火を通した調理法が一般的です。
これは火を通すことによって色や香りなどが変化し、よりおいしく食べられると共に食中毒の原因となる細菌を殺して安全に食べる手段でもあります。
このように火を通すことが一般的な肉ですが、中には生肉のまま食べることも珍しくないものもあります。
それは馬の肉です。

一般的に出回っている肉類と言えば牛・豚・鳥などですが馬肉はそれらと比べて特に低カロリー高タンパクの優れた食材として知られています。
鶏肉の中でも特に低カロリー高タンパクとして知られるササミの部分と同じような栄養価を持つ食材であり、ペプチドという成分によって少量でも十分なタ ンパク質を摂取することが出来ます。
何よりも馬肉と他の肉の違いは生肉として食べられるかどうかということですが、これは馬の体温が関係しています。
馬の体温は豚や牛と比べて5度近く高くなっており、寄生虫の心配が無いので生肉として食べられているのです。

また、生のままで食べることは単純においしさだけではなく栄養価の違いもあります。
加熱するとアミノ酸が変化してしまうばかりか、肉に含まれている酵素までもが死滅してしまうので栄養価は減少してしまうと言えるのです。

低カロリー高タンパクの馬肉はダイエットにも最適ですので、カロリー制限があるという人にもぴったりの食材です。